開業の思い
JR西日本の保健師でした
私は当時JR西日本の保健師をしていました。ある事業所の喫煙対策を計画中でした。移動中に休憩に喫煙している人々をふと目にしました。「ここで働いている方々は受動喫煙や喫煙対策について知識があるのだろうか、健康管理はなされているのだろうか。」と気になりました。
産業保健師の健康管理のサポートが必要
調べてみると、社員の健康管理のため保健師を雇用する企業は、ほとんどが大企業でした。日本の大企業の割合は1割に過ぎないことを知りました。約9割の企業の働く人々の健康管理はどうなっているのか、産業保健師の健康管理の支援が必要ではないかと感じていました。
新型コロナウィルス感染拡大のため社会一気に変化
それから2020年に新型コロナウィルス感染拡大のため社会一気に変化しました。今まで当たり前だったことができないことに戸惑いました。働き方も多様化し、健康や生きることへの考え方も変化しました。
産業保健師として開業を決意
自分自身の生き方、役割、自分にできることは何か、と考えるようになりました。そして日本で働く人がほとんどである中小企業の労働者が元気に継続して働けるようサポートしたい、微力でも日本を元気にしたいという思いが強くなり、産業保健師として開業を決意しました。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み