入社時に体調が気になる社員がいたら どうフォローしていきますか?
仕事を覚え始めた時期に、体調が心配だった新入社員のその後です。
自分で乗り越えた成長や、周りが連携してフォローする大切さを改めて感じさせてくれました。
仕事の覚えがゆっくりペースの新入社員
上司からの情報

他の新入社員よりも仕事の覚えがゆっくりペースで進んでいる。
ひとり立ちしてもいい時期ではあるが、今の状態では合格を出せない。
自分からコミュニケーションをとる方ではなく、おとなしい印象がある。
5月に保健師が新入社員のフォロー面談をする
仕事は慣れてきたが疲れがたまりつつあり、睡眠や食習慣に大きな問題はなかった。
問診票を忘れてきたので、保健師がききとりをしました。
「何をするのもおっくう」「職場や家庭でイライラすることが頻繁にある」「毎日の生活に充実感がない」「自分が役立つ人間だと思えない」「これまで楽しめていたこ
とが楽しめなくなった」この項目に「はい」と答えました。
面談を通してこちらの説明が伝わっているのか、わかりませんでした。
このままでは気分の不安定から体調が崩れる可能性もあり、定期的な体調確認が必要と上司に報告しました。
人事部・採用担当にも共有されました。
3月に再び保健師が新入社員のフォロー面談をする
来られた際に、表情が柔らかく明るく感じました。
同じ問診票を5月と比較すると、大きく改善していました。
理由を尋ねると、「ひとり立ちしてから自由な時間を持てるようになり、余裕が出てきた。職場のコミュニケーションも取れるようになり不安がなくなった。」といきいきとお話くださいました。

上司の客観的情報は?
上司から客観的情報を伺いました。
「最近では、ノルマがなくてもお客様に商品をおすすめしたり、自分の数値目標をつくって達成するように頑張っている。会社見学者への説明も積極的に行い、その喜びを感じている。」
上司も社員の成長を嬉しそうに報告してくださいました。
新入社員1年目にどう過ごしたかは職業人生にとって重要

社会人となり1年目にどのように過ごしたかは、その後の職業人生やその人のこれからにも大きくかかわると感じています。
この新入社員は、仕事の覚えがゆっくりペースで、うまくいかなくても、コツコツと積み上げていく粘り強さがありました。その中でやりがいに変化できていました。
ストレスを成長に変えることができたのは、本人の頑張りを上司が信じて指導し、人事や採用担当も気にかけ、フォローを続けたからこそと感じます。
保健師は、両者の客観的情報を伝え、連携しやすくする役割が大きいとも感じました。
当事務所では新入社員の支援をしています
新入社員のこころとからだの健康を把握し、マネジメントすることは人材確保の始まりです。
雇入れ時健康診断の説明や体調の確認を保健師がします。保健師がきくことで話しやすく、人事労務担当者とも連携しやすくなります。
まとまって新入社員がいる場合には健康教育も承ります。
当事務所へのお問い合わせはこちらから→https://noguchip.com/contact
企業内に産業医や保健師がいない場合の無料相談窓口
全国の産業保健総合支援センター(さんぽセンター)はこちらからどうぞ
産業保健総合支援センター(さんぽセンター)| JOHAS(労働者健康安全機構)
石川県の石川中央地域産業保健センターの登録保健師として野口保健師事務所 代表 野口 有美子は所属しております。
石川中央地域産業保健センター|一般社団法人 白山ののいち医師会
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) メンタルヘルス対策・両立支援促進員 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。
各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より 石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2023年5月より 野口保健師事務所 開業
2024年4~8月 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 産業保健活動論 非常勤講師
所属団体
日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 金沢市倫理法人会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) NPO法人子育て支援 はぐはぐそのままでいいよ 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み
第99回日本産業衛生学会 中規模事業所への開業保健師介入による従業員の健康意識の変化と保健師の役割

