B.Sさん 新卒の新入社員 男性 会社員
新入社員全員に面談した時に本人から伺ったこと
朝ギリギリまで寝ています。朝ごはんは食べていません。
パソコンのゲームをしたり、趣味のパソコン作業をしたり、仲間と話したりして、寝るのが2時になることもあります。
上司から伺ったこと
遅刻しそうになったり、実際に遅刻したことも何度かある。
注意はして、その時は反省したようだけど、続くので困っている。
ぼーっとしていることがあり仕事を覚えられているのか。
顔色が悪く、線が細いので現場に出すことが心配。
生活リズムが乱れ、安全に勤務できる体調ではない
B.Sさんだけでなく、このような社員に困っているという声が寄せられます。
B.Sさんは夜中まで起きていること、朝ごはんを食べていないことで生活リズム、体内時計がずれてしまっています。
20代男性の3割が朝ごはんを食べていない
B.Sさんのような、20代男性で30.6%が「朝ごはんを食べていない」という結果があります。(厚生労働省の平成29年国民健康・栄養調査)
朝の過ごし方は体内時計をリセットするために非常に大切です。
体内時計がリセットされないと、からだは朝か夜かわからず、代謝やからだのサイクルが悪くなります。
朝ごはんを食べないことで起こりうるリスク
- 生活リズムが乱れ、昼間でも眠気がある
- 活動するエネルギー源がないので、集中力がない
- 熱中症になりやすい
- 太りやすい体質になる
朝ごはんを食べて体内時計をリセット
体内時計をリセットして代謝のよいからだを作るには、朝起きて光を浴び、脳の親時計のスイッチを入れます。
朝食を食べることでしっかりとリセットできます。
朝にエネルギー源をしっかりとることで、エネルギーをうまく使え、代謝の良いからだになります。
新入社員のパフォーマンスをあげるには基本的な朝食から
新入社員の勤怠や体調が気になる、パフォーマンスをあげたい場合には、朝ごはん食べているか、質問してみてはいかがでしょうか。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み