職場のコミュニケーション活性化にバーチャルウォークラリーイベントはいかがですか?

 

バーチャルウォークラリーイベントは職場のコミュニケーションが活性化

これは2009年からバーチャルウォークラリーイベントを企画し、実施していく中で気づいたことをまとめたものになります。

2009年バーチャルウォークラリーイベントをすることになった背景

肥満率が高く、運動習慣のある社員は少ない状況がありました。

個別の指導だけではマンパワーとしても難しく、運動習慣のある社員を増やすには弱いものでした。

組織全体で運動習慣を始めるきっかけができないかと、サポートの仕組みを模索しました。

参加してみたい!を増やす

イベントをしても参加者がいなければ始まりません。参加者増加のため工夫をしました。

気軽に参加できる仕組み

親しみやすいネーミング
1か月限定開催でハードルを下げる
歩数計貸出でお試しできる(当時はスマホに歩数計は入っていない)

進捗の可視化

歩数をエクセルファイルのグラフでビジュアル化し、ゲーム感覚でできる

職場単位での参加

同僚との共有や競争でコミュニケーションとモチベーションを向上させる

健康サポート

情報誌発行でイベント感を盛り上げる
記念品授与で達成感を提供する

バーチャルウォークラリーイベント概要

周知方法

  • 個人案内・社内誌・掲示板・健康診断・体力測定会・会議・研修など多角的に周知

期間

  • 2009~2011年:1か月間(10月)

  • 2012~2013年:2か月間(10~11月)

内容

  • 歩数計を装着し、毎日の歩数を記録
  • 手書きまたは社内イントラネットで提出
  • 記録はビジュアル化し、進捗を見える化
  • 期間中に情報誌を発行、終了後アンケートと記念品授与
  • 産業保健師が参加者のデータを分析し、個人・職場単位での改善提案も実施

バーチャルウォークラリーイベントの効果

参加率の向上

2009年129名 → 2013年576名(所属人数の約5分の1)

健康意識が変化

期間中に活動量・体調変化を実感した社員は70.7%

「歩くことや健康意識が向上」「体調改善」「体重減少」

活動量と運動継続率がアップ

期間中に活動量増加61.8%、期間後も36.1%が継続

職場コミュニケーション増えた

健康やウォーキングの話題が増えた社員は67.3%

好意的な参加者の声

「楽しく参加できた」「職場のコミュニケーションが増えた」「継続実施や期間延長を希望」

運動習慣のきっかけづくりだけでな職場のコミュニケーションも活性化

毎年テーマや記録方法を工夫し、広報・情報発信を徹底することで認知度・参加者数が向上していきました。

参加者の声や写真の活用が、モチベーション・達成感の向上につながっていました。

運動習慣づくりを目的としていましたが、職場コミュニケーション活性化も同時に実現できることがわかりました。

職場単位での取り組みは、個人の健康行動変容を促進する重要な要素と感じました。

これは下記に掲載しています

第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み

2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み 3919.pdf (sanei.or.jp)

当事務所では運動習慣をつけるきっかけのサポートをしています

運動習慣のある社員が増えれば、生活習慣病の予防や筋力維持増進により労働災害の予防にもなります。

さらには、ストレス解消ができ、こころの安定にもつながります。

運動習慣をつけるきっかけづくりが会社の雰囲気を変えます。

当事務所へのお問い合わせはこちらから→https://noguchip.com/contact

企業内に産業医や保健師がいない場合の無料相談窓口

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石川県の石川中央地域産業保健センターの登録保健師として野口保健師事務所 代表 野口 有美子は所属しております。
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