これまで1,500人以上の新入社員へ研修や面談の支援をしてきました。
その中での特徴について紹介します。
新入社員の困りごと
新入社員は希望と不安をもって入社してきます。
仕事は覚えないといけないことばかりで、毎日思っている以上に疲れます。
社会人と同時に初めて一人暮らしになる社員もおり、家事の負担が加わります。
下記は実際に家事の経験がない新入社員からきかれた声です。
- 米を炊くことがわからない。
- おかずを作るまでに一時間以上かかる。
- 疲れすぎて食べることができない。
- 洗濯をしたことがない。服のたたみ方がわからない。
- 段取りがわからない。
- 朝ぎりぎりまで寝て、朝ごはんを準備や食べる時間がない。
仕事や職場環境への適応に加え、生活への適応も
仕事や職場環境への適応とともに、生活が無理なくできているか、も大切です。
食事をとっていなければ、血糖値がうまく使えず、集中できずぼーっとします。
朝ごはんをとらなければ体内時計がずれて、からだの循環が悪くなります。
このように仕事のパフォーマンスに影響を及ぼします。
新入社員からの生活習慣は、職業人生や老後まで影響する
新入社員時代の基本的な生活習慣は、40年以上の職業生活の始まりでもあり非常に重要です。
自由になる給与もあり、好きなものを好きなだけ好きな時間に食べたり、行動できます。若いので体力・気力・免疫力があり、症状や病気もなく乗り越えます。
ですが、20代後半、30代になると、健康診断結果に差がついてきます。
また、責任ある役職に就く際にも、健康状態が安定していることで仕事のパフォーマンスも上がります。
新入社員からの健康管理サポート
新入社員に保健師の面談があることは、健康に過ごせる基礎となります。
企業にとってはパフォーマンスが発揮できる社員が増えます。
相談しやすい環境を整えることにもつながります。
新入社員からの健康サポートをおすすめしています。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み