ストレスチェックの集団分析はどのようにしていますか?
ストレスチェックの集団分析は義務ではなく努力義務です。
そのままファイルに綴っている場合が多いのではと思います。
ストレスチェックの集団分析を初めて見たときは、一体どう見ればいいの?これは良いの悪いの?と見方がわかりません。
10人以上の集団でしか見れないので、部署で分けてしまうと10人未満、全体でみると職種が異なるので見方が難しいということもあるでしょう。
ストレスチェックの活かし方 一例
活かし方は職場の特徴を知り、対策の材料にします。
取り組んだ例を紹介します。
ストレスチェックの見方の説明
保健師が上長に、ストレスチェックの集団分析結果の見方と内容を説明します。
上長と、肌感覚と結果についてすり合わせします。
安全衛生委員会で委員に説明
安全衛生委員会の場で、集団分析結果の説明会を行います。
委員から意見交換をします。
取り組みたいポイントで取り組みを進める
上長から「働きがい」がアップするには?について取り組んでいきたい、全員から意見もらい定期的に話し合いの場を持つということになりました。
取組み流れ
働きがいがアップするにはどうしたらよいか、今働きがいが見いだせないのはどういうことがあるか、を部署ごとに意見だしをしてもらう。
安全衛生委員会の場で進捗を共有する。
次回のストレスチェック集団分析に変化があったか確認していく。
ストレスチェック集団分析結果だけでなく普段の感覚とすり合わせること
結果だけで良し悪しを決めるのではなく、実際の肌感覚、業務の状況、昨年からの変化から分析していくことが大切です。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み