B.Fさん 30代 男性 管理職
B.Fさんの上司から脳梗塞で入院したと連絡がありました。
退院し、復職の際には相談するということでした。
30代での脳梗塞
B.Fさんの過去の健康診断結果は、目立った異常はないものの、メタボリックシンドローム予備群でした。
入院時の状況、感じた症状
復職の際に産業医面談に来られその時の症状についておききしました。
入院した日は、朝起きて頭が痛い、腕が力が入らない、今までに感じたことのない違和感があった。
どこの病院に行けばいいか、と思ったが、脳の病気可能性があると思い、脳神経外科に受診し、即入院となった。
今思うと、1週間ほど前から、字がうまく書けない、パソコンの打ち間違いがやたら多いと思っていた。
リハビリの状況
「リハビリで文字を書く練習をして、このくらいかけるようになった。自分の名前は最低限かけないといけない。妻と子供の名前も練習した。丁寧に書けばかけるようになった。」
ノートにびっしり書かれていました。最初のページは読みづらい文字もありましたが、現在は読める文字でした。
職場復帰にむけて
幸いにも、大きな後遺症はなく、職場復帰できるまでに回復されました。
脳梗塞は再発する可能性もあります。
治療継続と、生活改善が大切です。
業務内容については上司と調整し、定時退社を当面続けることとなりました。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み