部下の仕事ぶりが変化・違和感を感じたときに、どうサポートしますか

部下 N.Mさん 40代 男性 会社員営業職 入社21年

上司 M.Hさん 50代 男性 管理職

上司M.Hさんより部下N.Mさんについて相談したいとのこと。

上司からの相談

下記のような様子がみられ、どう対応したら良いかとのこと

○ 数年前より部下のミスが目立つようになった

○ ここ半年でミスが多く、気になる行動も増えた

○ お客様から注文内容が間違っていることで叱責を受けるが、響いていないように見える

○ 日報の内容が不明なところがある

○ お客様に迷惑がかかるため、現在、営業はせず、会社の製品管理をしている

上司として、ミスは叱責したり、その後のフォローもしている。

周囲のスタッフからの苦情があり、雰囲気を和らげるため雑談したりと気にかけている。

本人に自覚はなく、職場としてどのように対応したら良いのかわからない。

体調はどうなのか、保健師に確認してほしいと、部下 N.Mさんと面談することになりました。

保健師が面談し体調を確認する

睡眠や食欲、生活状況の変化、自覚症状はありませんでした。

定期健康診断の結果は、目立った異常はありません。

現在の業務内容をたずねると、業務は変更されているものの、本人は業務内容はずっと変わっていないと話されました。

上司からミスを叱責されたことについてどう思っているのかききましたが、覚えていない様子でした。

職場でストレス等、困っていることはないとお話されました。

面談中は落ち着きがなく足を何度も組み替えていました。

保健師が上司に面談内容を報告

上司 M.Hさんに部下 N.Mさんの面談での様子等を報告しました。

客観的情報と本人との面談から、今後の対応について産業医の意見をきくこととなりました。

産業医に相談する

保健師同席し、上司 M.Hさんは産業医に今後の対応を相談しました。

本人に自覚がないので、家族に客観的情報を伝え、家族と共に受診するようにとのことでした。

その後

部下 N.Mさんは脳ドックを受診しており、再検査の通知が会社に届きました。

その再検査をきっかけに家族に話をして、一緒に受診してもらうよう連絡するとのことでした。

上司からの相談でサポートから

部下の様子がおかしい、こころの病気?それとも体の病気?、職場としてどうすれば良いのかと管理職M.Hさんのように困惑してしまいます。

この事例のように、ひとりで抱えこまず、個人情報に留意し関係者に相談することが重要です。関係者の連携したサポートが鍵となります。

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石川県の石川中央地域産業保健センターの登録保健師として野口保健師事務所 代表 野口 有美子は所属しております。
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