食生活の改善に向けた取り組み事例 健康経営優良法人申請にも
健康経営優良法人認定の申請時に「食生活の改善に向けた取り組み」があります
みなさんはどのような取り組みをされていますか?
当事務所が取り組んだ一例をご紹介します。
取り組みの背景や理由は?
1)健康経営アンケートに、食習慣改善やイベントの増加希望あり
健康経営の評価のためのアンケートに皆様からのご意見がありました。
- イベントを増す。
- 健康関連セミナーへの開催が増えていくことに期待
- 社員の食事改善に会社として役立つことができたら
- バランスの取れた食事を提供する食堂(厨房)の設置
2)健康経営優良法人申請の食習慣改善部分が少なめ
健康経営優良法人申請シートを参考に取り組みを進めています。
他の項目は、いくつもチェックがついていますが、どちらかというと食習慣改善への取り組みは少なめでした。
3)新社屋が完成したことでオープンキッチンが使用できるように
新社屋が完成し、食事提供はありませんが、開放的な食堂が完成し、オープンキッチンがあり、簡単な調理ができるようになりました。
4)栄養はメンタルヘルスにも良い。
食事の偏りや栄養不足がうつ病などの精神疾患のリスクを高めることが研究で示されています。
食習慣改善を進めることで、心の栄養にもなると考えられました。
定期健康診断の1か月前に開催
健康経営アンケートから、健康診断結果を意識するようになった人は、生活習慣の改善とも関連がありました。
4月にある健康診断の前の3月にイベントを企画することで、取り組むきっかけや効果も見やすいとのことで時期を設定しました。
ベジ活チャレンジの具体的な取組みは?
ベジ活チャレンジとネーミングし、前向きに取り組んでもらえるようにしました。
1)スケジュールイメージ
定期健康診断1か月前から開始
- 保健師から食習慣改善についてメリットとコツの紹介
- 大塚製薬の栄養状況が尿でわかる検査を各自で行う
- 昼食時間にサラダバーを設置し、イベントを開催
- 各自で食習慣に気を付けてもらう
- 大塚製薬の栄養状況が尿でわかる検査を各自で行う
- 定期健康診断に臨む
2)各取組について詳細
保健師から食習慣改善についてメリットとコツの紹介
社員全員に今回のベジ活チャレンジについての目的を説明しました。
野菜をとる効果やコツについて紹介し、定期健康診断まで意識してもらいました。
大塚製薬の栄養状況が尿でわかる検査
大塚製薬が提供する検査を使用し、尿で栄養状態を確認してもらいました。
検査をすることで食習慣改善のきっかけとなり、改善したの効果も感じてもらうためです。
昼食時間にサラダバーを設置し、イベントを開催
イベントの様子は最初の動画を参照ください。
1日に必要な野菜量(350g)を「目で見て・手で盛って・食べて」体感してもらいました。
(1)見本展示コーナー
1日分の野菜量:350g をカゴに盛って展示しました。
実際の声は、「こんなに食べていないな」「この量を毎回とるのは厳しいかも」などが聞こえてきました。
野菜の適量感覚が身についたようでした。
(2)はかってミッション
ルール:好きな野菜を選んで皿に盛って、「1食分=120g」を目指します。
皆さん、好きな野菜を摂りながら、
「この野菜好き!たくさんほしい」
「コレ苦手」
「普段食べられない野菜たべよう!」
「冷凍野菜も結構おいしいね」
「この調味料初めて食べたけどおいしかった」
「レンジで下ごしらえできるんですね」
などなど
自然なコミュニケーションが生まれていました。
(3)野菜の栄養効果を表示
各野菜のそばに栄養や効果を表示しました。
各自で食習慣に気を付けてもらう
大塚製薬の栄養状況が尿でわかる検査
大塚製薬が提供する検査を使用し、尿で栄養状態を確認してもらいました。
検査をすることで食習慣改善のきっかけとなり、改善したの効果も感じてもらうためです。
定期健康診断に臨む
取組んだ結果は?
取組んだ結果、サラダバーが好評だったため、毎月1回定期開催となりました。
個別の保健指導の際にも、野菜についての質問や、食べ方についての質問が増え、皆さんの意識や関心が高まったことが伺えました。
イベントを通して、社員同士が自然とコミュニケーションが増えたことも、不随効果としてありました。
健康診断結果にすぐに反映とまではいきませんが、行動を変えるにはまず意識から!
これからも様々なデータから取組み企画し、評価のPDCAを意識していきます。
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) メンタルヘルス対策・両立支援促進員 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。
各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より 石川産業保健総合支援センター 登録保健師
2023年5月より 野口保健師事務所 開業
2024年4~8月 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 産業保健活動論 非常勤講師
所属団体
日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 金沢市倫理法人会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) NPO法人子育て支援 はぐはぐそのままでいいよ 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み
第99回日本産業衛生学会 中規模事業所への開業保健師介入による従業員の健康意識の変化と保健師の役割

