S.Mさん 20代 男性 会社員
S.Mさんは適応障害の診断にて3か月の休養が必要と主治医の診断書が提出されました。休養後、主治医から就業可の診断書が提出され、リハビリ出社後に復職されました。
復職後の体調確認のため保健師が伺いました。
S.Mさんは心の不調と同じ時期に高尿酸もあり治療を開始されていました。
お話の中で、尿酸値の値が悪くなるとこころの調子も悪くなる、または逆もありで、心の調子が悪いと尿酸値の値も悪くなるという傾向があることがわかりました。
こころの状態と合わせて尿酸値も確認していました。
復職後も治療を継続され体調も安定してきましたが、定期的な保健師との面談を希望されました。
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S.Mさんの事例からこころとからだはつながっていることを改めて実感しました。
皆さんも、例えば風邪の時に気持ちまでふさぎ込んでしまう、疲れがたまっているときに頭痛がするなど経験がおありかと思います。
こころの内容であってもからだの変化がないか、からだの内容であってもこころの変化がないか、確認していくことが大切と感じます。
特に自発的に相談できない、健康のことを相談する人がいない、自身の体調に気づきにくい方などは注意深く経過を見ることが必要と感じました。
参考2 ストレスからくる病:ストレス軽減ノウハウ|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト (mhlw.go.jp)
代表 野口 有美子 (のぐち ゆみこ)
事業内容 企業等に定期健康診断後の保健指導、健康テーマの研修、健康経営の相談、メンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、産業医や主治医・地域との連携等、健康管理のサービスの提供。働く人々の疾病予防、健康の維持増進。
保有資格 保健師 看護師 養護教諭一種 第一種衛生管理者免許 健康経営エキスパートアドバイザー(認定番号 EX23002053) 両立支援コーディネーター 認定フェムテックエキスパート
職歴
2002年 公益財団法人石川県成人病予防センターの保健師として、4年間石川県内の自治体や企業の健康診断、保健指導に従事。
2006年 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)金沢健康増進センターの産業保健師として17年間、社員約3,000人を支援。各種健康診断、保健指導、健康相談、メンタルへルス支援、健康増進企画運営、健康経営など新入社員からシニア社員まで幅広く社員の健康管理を経験。
2023年4月より石川産業保健総合支援センターの登録保健師として50人未満の中小企業の健康管理を支援中。
2024年4月より 石川県立看護大学 臨時助手
2024年4月より 金城大学公衆衛生看護学専攻科 非常勤講師
所属団体 日本産業衛生学会 産業保健看護部会 日本看護協会 石川県看護協会 石川県中小企業家同友会 日本開業保健師協会 NPO法人禁煙ねット石川 産業保健オンラインコミュニティ(通称COEDOH) 女性起業家交流会 in HOKURIKU(JKK)
学会発表
第87回日本産業衛生学会「イコちゃんカップ」ウォークラリーの 拡大定着に向けた取り組み
2014年日本産業衛生学会の生涯教育ガイドラインGood Practice事例に記載「イコちゃんカップ」ウォークラリーの拡大定着に向けた取り組み
第92回日本産業衛生学会 35歳時保健指導前後の定期健康診断結果の変化からみた若年支援の効果について
第94回日本産業衛生学会 A事業所の喫煙率低下及び受動喫煙防止意識向上のための喫煙対策5年間の取組み